2010年01月28日

【ぐるり地球紀行】今回は「シンガポール」をぐるり(産経新聞)

 ■進む空前のリゾート開発

 アジア太平洋地域の経済の拠点シンガポールが、一大総合リゾートを目指して様変わりを始めた。解禁されたカジノや東南アジア初のユニバーサルスタジオ、世界最大級の水族館…。大手リゾート運営企業の参入で総額80億米ドル以上が投入されるプロジェクトで、4月中旬の開業に向けて急ピッチで進んでいる。3月にはシンガポール航空が関西国際空港からの直行便に新機種を導入し、観光客誘致を後押しする。(文 菅沢崇)

 ◆驚きの屋上庭園

 一昨年2月に完成した世界一の高さ(165メートル)を誇る観覧車「シンガポールフライヤー」から市内をぐるり一望した。

 南に面したマリーナベイにそびえる3棟の高層ホテルタワーには、屋上を一つに結ぶプロジェクトの目玉・ボート型庭園(1・2ヘクタール)がすでに姿を見せている。7000トンもの鋼材を14の部分に分け、地上200メートルまでつり上げて組み立てる、度肝を抜く工法だ。

 絶景の庭園には植物や緑豊かな木々が添えられ、展望台やレストラン・バー、巨大プールが設置される。

 「シンガポールは他の東南アジアの観光地に比べてリピーターが少ないとか、清潔で安全だが夜は退屈だとか言われますが、こうした指摘は一気に解消されるでしょう」と、政府観光局のダニエル・タン氏はアピールする。

 周辺には24時間営業のラスベガススタイルのカジノに加え、15万人収容の「サンズ・エキスポ&コンベンションセンター」も建設される。

 ◆セントーサ島

 リゾート地として人気のセントーサ島も今回のプロジェクトでグレードアップする。中でもマリーナベイと並び、もう一つのカジノが入る「リゾート・ワールド」が注目だ。

 総工費は44億米ドル。運営にあたるカジノ「ゲンティン・シンガポール」は「究極のリゾート体験とは何か。休暇、ビジネスにかかわらず、訪れた人に思い出深い体験を提供したい」と意気込んでいる。

 1月20日には「ハードロックホテル・シンガポール」、「マイケル」など大型宿泊施設4カ所が先行オープン。近く完成予定のユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)には、人気アニメ「マダガスカル」や「シュレック」をテーマとした施設があり、24のアトラクションのうち18が独自企画だ。

 第2期となる2012年までには、70万点の海洋生物を収容する水族館や海事博物館もお目見えする予定で、一日での見学は難しい巨大リゾート島となる。

 ◆市街地も魅力

 こうしたリゾート開園に向けて3月にはシンガポール航空が大阪から毎日一便飛んでいる現行の路線で、内装が豪華なエアバスA330型機を導入、落ち込み気味の日本の観光客誘致に乗り出す。

 人口の8割が中国系のシンガポール。しかし実はインド、アラブなどの外国人街もあり、金融街の狭間に情緒ある古い商業施設なども目白押しなのだ。

 地元で20年にわたりガイドを続けるディノ・マニアムさんは「いつもどこかでビル工事が進められているけれど、カジノの到来で、また新旧のダイナミズムが生まれます」と期待している。

                   ◇

 ≪メモ≫

 関西国際空港からシンガポール・チャンギ国際空港へは直行便で約6時間半。空港からオーチャード通りが横切る市街地へはタクシーで約30分とアクセスは容易だ。2月14〜17日からの3日間、街は一部の飲食店を除いて店を閉じるが、前後期間はライトアップの中で連日賑わう。問い合わせはシンガポール政府観光局(TEL03・3593・3388)、シンガポール航空旅客予約コールセンター(TEL03・3213・3431)。

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posted by イモト ヨシオ at 15:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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