2010年06月08日

【from Editor】「安・短・軽」のクラシック(産経新聞)

 専門誌「モーストリー・クラシック」の編集長を3年8カ月担当しても、クラシックへの苦手意識が抜けなかった人間が言うのも何だが、クラシックの新しい楽しみ方を紹介したいと思う。

 ヒントは、10月1日から3日間、仙台市内で開かれる「仙台クラシックフェスティバル(通称せんくら)」にある。個人的には、日本のクラシック音楽シーンを変えるきっかけになるイベントだと思っているからだ。

 今年で5回目。延べ約14万人が来場している。先ごろ発表された概要によると、一言で言えば「安い、短い、気軽」。1公演が45分か60分、料金は1千〜2千円。3歳児以上が可能な公演を中心に、0歳児OKの公演もある。地下鉄沿線の4施設10ホールで計101公演開催されるから、「はしご」も可能。出演者もトップクラスが多い。

 クラシックといえば「高い(料金)、長い(時間)」。業務で向き合うと偏見や誤解があることは分かった。ただ、演奏を静かに聴きたい人にとって、せき払いをする人は迷惑。自分も前の席の客からにらまれたことがある。雑誌で巻頭言を担当してもらった評論家の黒田恭一氏は、せきが出るときは絶対に会場には行かなかったという。心して行かないといけないという雰囲気はどうしてもある。乳幼児もお断りが常識だ。

 「クラシックはキャパシティー(受け入れる人の数)が決まっている」といわれる。そうだろうか。「のだめ」や「千の風」は関心が薄い人たちに刺激を与えた。のだめはその俳優が好きだっただけかもしれない。単なる「月9ドラマ」のファンだった人もいる。千の風は紅白歌合戦で火が付いた。きっかけは何でもいい。だからこそ、主催者と出演者、マスコミが楽しみ方の選択肢を提供していかなければならない。少なくとも、せんくらには「好きな人なら、料金も時間も惜しまない」という意識はない。

 仙台市には昭和48年に発足した仙台フィルハーモニー管弦楽団がある。若手演奏家の育成をめざした仙台国際音楽コンクールなど、音楽イベントが盛んだ。せんくらはそんな土地柄に誕生した。

 決してこれまでの楽しみ方を否定はしない。今後も主流であることに変わりはないが、こうした音楽祭が新しい息吹を与えることも事実。一地方都市の挑戦がうねりとなり、全国で同様の試みが増えてほしい。そう願っている。(東北総局長 工藤均)

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posted by イモト ヨシオ at 14:59| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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